「ほそログ」カメラ部

「ほそログ」からカメラの話をまとめました

天体撮影用デジイチへ物欲モード・シフトアップ↑

過去ログからデジイチ関連の記事を拾って再構成しております。
 
さて、金環日食をカメラに収めようとネットウィンドウショッピングを繰り返していると、デジカメによる天体写真に俄然興味がわいて参りまして。
まー中学高校時代には銀塩で必死に天体写真をやっておりましたので、デジイチ買ってからも何度か自分でも撮ってみたことがあるんですが、本格的にはやってませんでした。しかし、解像度、感度ともに大幅に上昇してきた今こそ天体写真に最適なのではないかと思いまして。しかも、銀塩のときは上手く撮れたかどうかは現像してみないとわからなかったのと比べれば、デジタルはリアルタイムで撮れ具合を確認できるしコストもほぼゼロ。やらない手は無いんじゃないかーとかそんな気になってまいりました。

 

てことで、手持ちのニコンD3100で撮ればいいんですが、いろいろ見て回ってみたところ、どうやら天体写真界ではキヤノンのEOSkissXシリーズの評判がすこぶる良ろしいようで。長時間露光時のノイズの少なさと本体の安さ、何より星雲など本格的な撮影に欠かせないフィルター改造の容易さがポイントみたいです。さらにはEOS 60Daという天体写真専用のデジタル一眼が発売されるなど、キヤノンは天体ファンの気持ちをわかってくれてるなという感じが人気の秘密のようです。
じゃーキヤノン買うかという気になって参りましたので、ひさびさに「EOS欲しいぞランキング!」いってみましょー。

 

1位 EOS Kiss X5
2位 EOS Kiss X50
3位 EOS 60Da

 

はい、第1位は現行機種X5。
1800万画素にISO感度100~6400の高感度仕様。さらになんといっても魅力はバリアングル液晶。
 
普段の撮影では人ごみの中カメラを持ち上げて前方を撮影だとか超ローアングルで撮影だとか、よく考えたらあまり使う場面がなさそうな気もする液晶の角度を変えられるというこの機能ですが、天体写真ではファインダーを覗き込みにくい角度に構えることもあるわけで、そんなときにこの角度を変えられるバリアングル液晶は威力を発揮しそうです。
価格コム最安で49,771円。5万円切ってます。安い。ダブルズームキットでも58,292円。

 

第2位は最廉価モデルのX50。画像はレッド。黒もあるけどレッドの方が安いので。価格コム最安でX5より1万3千円ほど安い。18-55mmのズームレンズ付きで3万6千円台はいかにも安い。ダブルズームキットでも4万6千円台。安っ!
とはいえ映像エンジンと高感度6400以外は3世代前のX2よりも低いスペック。9千円足してX4にしたほうがはるかに良さそうだけど、それならさらに四千円上乗せしてバリアングル液晶付きのX5だよね。天体撮影的には。でもまあ安いは正義なのでX50が2位。

 

 第3位は天体専用という孤高の称号を持つEOS60Da。60Dの天体専用版で、赤い星雲などがよく写るようローパスフィルターを改良したもの。受注生産。バリアングル液晶もついてます。望遠鏡に取り付けて赤道儀でガイドしながら遠くの銀河や近くの星雲・星団とガシガシ本気ならこいつで決まりですが、さすがに60Daは約14万円。しかもボディのみ。受注生産なので価格下落も期待できなさそう。さらには、純正の安心感はあるものの、5~6万円で改造してくれる業者があるので無理に純正改造品で無くてもいい気もします。何よりこういうの買っちゃうと望遠鏡やら赤道儀やらも次々に買っちゃいそうなのでパス。

 

やっぱりKissX5あたりがお手頃。現行X5は発売から1年以上が経過し、近々新モデルがでそうな気配もありますので迷いどころではありますが、X5にはバリアングル液晶がついており、次期モデルにもつくかどうかはわからないわけですから、ここはX5一択でしょう。むしろ悩むのはキヤノンのレンズは一本も持ってないのでこのさいダブルズームキットにするべきか、差額の9千円弱でF1.8の50mmを買うべきかのほうかも。ということで、にわかに物欲モード上昇中というわけです。